【経営法務】英文問題は捨てないで!消去法と頻出単語80語で得点を狙う攻略法

「経営法務の英文問題、どうせ解けないから捨てよう…」そう思っていませんか? 実は正しい攻略法を知れば、英語が苦手でも得点源にできるのが経営法務の英文問題です。この記事では、過去16年分のデータをもとに出題傾向を分析し、すぐに使える3つの攻略法を解説します。

経営法務における英文問題の出題傾向

まず過去16年分(H21〜R6)の出題実績を確認しましょう。英文問題は毎年必ず出題されており、配点は1問4点×1〜2問が基本です。

年度 出題数 配点 主なテーマ
H21 1問 4点 国際売買契約(CISG関連)
H22 1問 4点 知的財産権(特許・商標)
H23 1問 4点 国際契約・準拠法
H24 2問 8点 国際売買・知的財産権
H25 1問 4点 会社設立・コーポレートガバナンス
H26 1問 4点 国際売買契約・インコタームズ
H27 1問 4点 知的財産権(著作権・特許)
H28 2問 8点 国際契約・準拠法・仲裁
H29 1問 4点 国際売買(代金支払い・危険負担)
H30 1問 4点 特許ライセンス契約
R1 1問 4点 国際売買・仲裁合意
R2 1問 4点 知的財産権(商標・不正競争)
R3 1問 4点 国際売買契約・危険移転
R4 1問 4点 ライセンス・フランチャイズ契約
R5 1問 4点 国際売買・代金決済
R6 1問 4点 知的財産権・ライセンス
💡 ポイント:英文問題は毎年必ず出る!
英文問題は16年間で1度も出題がなかった年はありません。配点は4〜8点と決して無視できない比重です。「英語が苦手だから捨てる」という選択は非常にもったいないと言えます。

3つの攻略法:あなたはどれを選ぶ?

英文問題への向き合い方は、大きく3つに分かれます。自分の英語力や残り勉強時間に合わせて選んでください。

① 完全に捨て問にする

時間が足りない受験生や、英語アレルギーが強い方向けの選択肢です。ただし、完全な捨て問は推奨しません。理由は後述しますが、消去法だけでも一定の正答率が見込めるからです。「どうしても時間がない」という場合の最終手段として位置づけてください。

② 消去法で正解を狙う

英文を完全に読まなくても、選択肢を消去法で絞り込むことで正解できるのが経営法務の英文問題の特徴です。以下の手順で取り組みましょう。

💡 消去法の手順(H21年度問題を例に)

問題文では国際売買契約に関する英文が出題されました。完全に読めなくても、日本語の選択肢の中に明らかに誤った法律概念が含まれているものを消すことで、正答を2〜3択に絞ることができます。

①「契約の成立」「危険の移転」「代金の支払い」など、経営法務の学習範囲と一致するキーワードを選択肢から探す。
②明らかに誤った内容(例:「契約書面がなければ無効」→ CISG上は口頭で゚有効)を除外する。
③残った選択肢から常識的に判断する。

完全に理解できなくても、経営法務の学習知識があれば選択肢を絞れるのが最大のポイントです。英文問題の正答率は勉強量に比例します。消去法だけでも50〜60%の正答率が目指せます。

③ 頻出英単語80語を覚える

最も費用対効果の高い攻略法です。過去16年分の英文問題に登場した単語を分析すると、全312語のうち80語が2回以上登場していることがわかりました。この80語を覚えるだけで、英文全体のかなりの部分が読めるようになります。

⚠️ 注意:80語は「法律英語」が中心
一般的な英単語帳には載っていない法律特有の表現が多く含まれます。例えば「breach(違反)」「warranty(保証)」「arbitration(仲裁)」「jurisdiction(管轄権)」「indemnify(補償する)」など。これらは一般英語とは異なるニュアンスを持つため、試験特化の単語リストで学習するのが効率的です。

R3年度の問題では、頻出語句「risk(危険)」「transfer(移転)」「delivery(引渡し)」などを押さえていれば、英文の大意が掴めるよう設計されていました。頻出単語80語の習得は、学習時間10〜15時間程度で十分達成可能です。

経営法務の英文問題は「捨て」ないほうがいい、その理由

前提として、経営法務は科目合格率が低く、足切り(40点未満)のリスクもある難関科目です。英文問題2〜3問が合否を左右するケースも少なくありません。

特に英文問題は、日本語問題と比較して受験生の正答率が低い傾向にあるため、ここで得点できれば相対的に有利になります。消去法+頻出単語の組み合わせで確実に2〜3点を積み上げることが、60点突破への近道です。

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